「仕事を辞めたけれど、この先どうしよう…」
「自分がやりたいことも、できることもわからない」
「仕事を辞めてしまった…人生終わりだ」
次が何も決まっていない状態で仕事を辞めた時、ものすごく不安になりますよね。
会社の人間関係が合わず、ずっと辛かった。
仕事量が多すぎてもう限界だった。
それぞれの事情があり、辞める決断をしたのではないでしょうか。
私も仕事を1年で辞め、この先何も決まっておらず、ものすごく不安だった時があります。
そんな私も現在は、自分らしい生き方や働き方を見つけ心地良く毎日を過ごしています。
また、働き方について悩んだことをきっかけに国家資格キャリアコンサルタントの資格も取得しました。
まず何よりも、自分が壊れてしまう前に、辞める決断ができた自分を褒めてあげてください。
仕事を辞めてしまっても人生は終わりではありません。
自分らしく生きるための人生を、ここから始めることができます。
今は仕事を辞めて人生終わりだと不安な気持ちが大きいですよね。
でも、大丈夫です
一緒に自分らしい生き方を見つけていきましょう!
【実体験】仕事を辞めたけれど人生終わりではなく『始まり』だった
「真剣に自分と向き合えば、
いつからでも自分が望む人生を始められる」
これは実際に私が体験して、実感したことです。
私は、10年勤めた一般企業を辞め、自分の好きなことを仕事にするためベンチャー企業へ転職しました。
しかし働き方の違いや社長の人間性がどうしても合わず体調を崩し、転職して1年で辞めました。
辞めた後の仕事どころか、何をどうしたいのかなど何も決まっていませんでした。
ちなみに当時の私は、こんな感じです。
・どこにでもいる普通の会社員(中小企業 高卒入社 事務職歴15年)
・30代後半目前、彼に逆プロポーズしたものの断られ、このまま一生独身なのではと不安だった。
・秀でた才能や特別なスキルも無い。
・何かしなくてはと思っていても、何をしたら良いのか分からず、時間だけが過ぎていく日々だった。
本当にこの時は、不安でいっぱいでした。
まずは何よりもお金の不安を解消し、自分と真剣に向き合いました。
そして、キャリアコンサルタントの勉強をして、生きることや働くことについて知識を深めました。
その結果、自分が望む生き方や働き方が明確になり、自分らしい人生を始めることができました。
自分らしい生き方や働き方を実現した具体的な経緯についてはこちら↓の記事で紹介しています。
仕事を辞めた後行ったことについては、後ほど具体的に説明していますので、最後まで読み進めてくださいね!
仕事を辞めたら人生終わりではなく始まりだと思えたきっかけ
キャリアコンサルタントの勉強をしていく中で、アメリカの心理学者であるウィリアム・ブリッジスが提唱した【トランジション理論】を知りました。
トランジション理論は、人が変化にどう対応するか3つのステージに分けて説明しているもので、
『転機(トランジション)の始まりは何かが始まるときではなく、何かが終わるとき』と提唱しています。
この3つのステージを通じて、人は変化にうまく対応できるようになることがわかりました。
3つのステージを仕事を辞めた時に当てはめると以下のようになります。
- 終わりのステージ
仕事を辞めると、毎日の習慣や仕事仲間との関係が終わります。
これまで慣れ親しんだ環境から離れることで、喪失感や不安を感じるかもしれません。
特に初めての退職の場合、今後のキャリアに対する漠然とした不安があるのが普通です。 - ニュートラルゾーン
仕事を辞めた後、新しい仕事や環境にまだ馴染んでいない、移行期間です。
次に何をすべきか、どう進んでいくべきかを模索する時期です。
この期間は、将来に対する不確実性が高く、どうしていいかわからず迷うことがあるかもしれません。
でも、この時期は自分のキャリアやライフスタイルについて改めて考え、次に進むべき道をじっくり探るための大切な時間でもあります。 - 新しい始まり
新しい仕事やキャリアのスタートを受け入れ、そこに適応していく時期です。
新しい環境に慣れていく中で、自分に合った働き方や新しい人間関係を築き、再び仕事に対するやりがいや満足感を感じることができるようになります。
このステージに到達すると、新たな目標や挑戦を前向きに受け入れ、自分のキャリアをさらに発展させていく準備が整います。
何かが変わるときはまずは終わりを受け入れ、その後に新しい環境に慣れる時間を持ち、最後には新しい始まりを楽しむことが大切なのだと気持ちが切り替わりました!
仕事を辞めた後、【人生終わりにしないためにやった3つのこと】
仕事を辞めた後まず1つ目にやることは、生活費の確保です。
次の仕事が決まっていない状態で現在の仕事を辞めた時、やはり一番お金の不安が大きいのではないでしょうか。
だからこそ、仕事を辞めた後もらえるお金で安心を確保することが大切です。
生活費を確保することで安心して暮らせることができ、自分とゆっくり向き合う時間を持つことができます。
雇用保険の基本手当を受給する
雇用保険の基本手当とは
雇用保険の被保険者の方が、自己都合、倒産、契約期間の満了等により離職し、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事を探し、1日も早く再就職するために支給されるものです。
雇用保険の基本手当受給対象者
雇用保険の被保険者が離職して、次の【1】及び【2】のいずれにもあてはまるとき、一般被保険者については基本手当が支給されます。
【一般被保険者とは】
一般被保険者とは、適用事業所に使用され31日以上の雇用見込があり(1年以内の期間を定めている者でも更新される見込のある者は含まれます。)1週間の所定労働時間が20時間以上の65歳未満の者は原則として一般被保険者とされます。いわゆる正社員の方や常時雇用されているパートタイマーの方が該当します。
【1】ハローワークに来所し、求職の申込みを行い、就職しようとする積極的な意思があり、いつでも就職できる能力があるにもかかわらず、本人やハローワークの努力によっても、職業に就くことができない「失業の状態」にあること。
※次のような状態にあるときは、基本手当を受けることができません。
・病気やけがのため、すぐには就職できないとき
・妊娠・出産・育児のため、すぐには就職できないとき
・定年などで退職して、しばらく休養しようと思っているとき
・結婚などにより家事に専念し、すぐに就職することができないとき
・自営業の方
【2】離職の日以前2年間に、被保険者期間(※補足1)が通算して12か月以上あること。
ただし、特定受給資格者又は特定理由離職者については(※補足2)、離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上ある場合でも可。
※補足1
被保険者期間とは、雇用保険の被保険者であった期間のうち、離職日から1か月ごとに区切っていた期間に賃金支払いの基礎となった日数が11日以上又は賃金の支払の基礎となった時間数が80時間以上ある月を1か月と計算します。
※補足2
特定受給資格者とは、倒産・解雇等の理由により再就職の準備をする時間的余裕なく離職を余儀なくされた者。
特定理由離職者とは、特定受給資格者以外の者であって期間の定めのある労働契約が更新されなかったこと、その他やむを得ない理由により離職した者。
詳しくは、厚生労働省 ハローワークインターネットサービス内にある、特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲の概要を参照してください。
基本手当の所定給付日数
自己都合で退職した場合の基本手当受給日数は以下の表のとおりになります。
※特定受給資格者又は特定理由離職者に該当する場合は、期間が異なるため、詳しくは厚生労働省 ハローワークインターネットサービス内 基本手当の所定給付日数についてを参照ください。
受給手続きに必要なもの
1.離職票-1(個人番号欄は住居所を管轄するハローワークに来所した際に、窓口で記載)
2.離職票-2
※複数枚の離職票がある場合、短期間の離職票であっても全て提出する。
※離職票は離職日の翌々日から10日以内に会社が雇用保険被保険者資格喪失届をハローワークに提出し、ハローワークが離職票を発行し、会社経由で交付される。
3.次の(1)及び(2)の確認書類
(1)個人番号確認書類(マイナンバーカード、通知カード、個人番号の記載のある住民票の写し(住民票記載事項証明書)のいずれか)
(2)身元(実在)確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、写真付であり氏名、生年月日又は住所が記載されている官公署が発行した身分証明書・資格証明書、住民基本台帳カードなど(届出の時点で有効なもの又は発行・発給された日から6か月以内のもの)
※(2)の確認書類がない場合は、次のア~ウのうち、異なる2種類を持っていく。(コピー不可)
ア国民健康保険被保険者証又は健康保険被保険者証
イ住民票記載事項証明書(住民票の写しまたは印鑑証明書)
ウ児童扶養手当証書など
4.写真2枚(最近の写真、正面上三分身、タテ3.0cm×ヨコ2.4cm)
※ 本手続及びこれに続き今後行う支給申請ごとに個人番号カード(マイナンバーカード)を提示することで省略が可能。
5.本人名義の預金通帳又はキャッシュカード(※一部指定できない金融機関があります。ゆうちょ銀行は可能。)
受給手続きの流れ
住居を管轄するハローワークに行き、「求職の申込み」を行ったのち、「雇用保険被保険者離職票(-1、2)」を提出します。
ハローワークで受給要件を満たしていることを確認した上で、受給資格の決定が行われます。
その後、雇用保険受給者初回説明会に参加し、待機期間と給付制限期間終了後、4週間に一度失業の認定(失業状態にあることの確認)を受けます。
指定された日に管轄のハローワークに行き、「失業認定申告書」に求職活動の状況等を記入し、「雇用保険受給資格者証」とともに提出することで、基本手当が支給されます。
手続きが面倒だと感じますが、基本手当の支給があることで安心でき、落ち着いてこの先どうするかを考えることができました。
自分とじっくり向き合う
そして2つ目にやるべきことは、自分とじっくり向き合う時間をしっかりとつくることです。
なぜ自分と向き合うが時間が必要なのかと言うと、自分が本当はどうしたいと思っているのか気づくことができるからです。
自分と向き合う際に用意するものは、紙とペンだけ。
以下の内容について素直な気持ちを書き出していきます。
今やりたいことは何か
今行きたい場所はどこか
今会いたい人は誰か
次働くとしたらどんな働き方がしたいか
実際に書き出してみてどんな気づきがありましたか?
仕事を辞めてみて今どんな気持ちかを書き出すことで
→辛かった自分の気持ちに寄り添うことできる
今やりたいこと、今行きたい場所、今会いたい人を書き出すことで
→楽しいことを求めているのか、ワクワクすることを求めているのか、ほっとすることを求めているのか
今自分が必要としていることがわかる
次働くとしたらどんな働き方がしたいか書き出すことで
→すぐに書くことができれば自分が望む働き方ができる仕事を探すことができる
→次に働くイメージが湧かない場合、まずは心と身体を休めることを優先する
私も自分と向き合うことで、今自分にとって何が必要なのか明確にすることができました。
目標から逆算して行動していく
最後3つ目にやることは、目標を決めることです。
そして、その目標から逆算していつまでに何をするか決めていき、実際に行動していきます。
例えば、「来年の4月から在宅でできる仕事を始める」や「〇〇の資格を取得する」などを目標とした場合、
「在宅で仕事をするために必要なことは何か調べる」、「〇〇の資格試験日はいつか調べる」など小さなことから少しずつ行動をしていきます。
小さな行動を積み重ねていくことで、目標を達成することができ、自分らしい生き方を始めることができるのです。
自分に合う働き方の見つけ方についてはこちら↓の記事で紹介しています。
【まとめ】仕事を辞めても人生終わりではない
次が何も決まっていない状態で仕事を辞めた時、ものすごく不安で自分の人生終わったと思いますよね。
しかし、生活費を確保し、自分と向き合い、今自分が必要としていることを明確にすることで自然と次なる目標が見えてきます。
仕事を辞めても人生は終わりではありません。
それは、自分らしく生きるための始まりなのです。
あなたがあなたらしく生きられる毎日を過ごしていってくださいね!
また、自分がどう生きたいのか明確にする方法についてはこちら↓の記事で紹介しています。